1人の少女、さびしげな瞳 | コンプレックスをこえて、おっちょこちょいは進む。

1人の少女、さびしげな瞳

今は11月で、そろそろ1年も終わろうとしている。


今年は大学院やブログを通して、多くの人と出会うことができた。

忙しいこともあるけど、楽しく毎日を送れたと思う。


でも、僕はどうしても、心にひっかかることがある。



それは、あの子の瞳・・・。



それは、ある秋の日の夕方のことであった。

その日、僕は彼女とゲームセンターに行った。


最近、UFOキャッチャーにはまっているので、

ねらった人形をがんばって取るのが楽しみになっている。



いつものように店の中に入って、ゲームをしようとすると・・・


(゜-゜)ん?


後ろに人の気配がする。

(いったい、誰だろう・・・?) 


知り合いかもしれないと思い、


(Д゜ミ クルッ 

後ろを見てみると、そこにいたのは・・・





1人の女の子。


年齢でいったら、小学校1・2年といったところだろうか。


この時間に、ゲームセンターにいることも妙に思った。

その日は平日で、次の日は学校のはずなのに。


友だちと一緒にきたわけでもなさそうな気がした。

1人できたのなら、ゲームのところに行くだろうし・・・。


(お金を持っていないのだろうか?

それなら、ここにはこないよなぁ・・・。)


僕の疑問は深まるばかりだった。


もちろん、僕はその子のことは知らなかった。

どうして、僕と彼女の後ろにいるかもわからなかった。




しかも、女の子は僕たちの

あとをついてきた。


別のUFOキャッチャーにいっても、

他のゲームをしていても、その子は僕たちの後ろにいたのだ。


(えっ、何で僕たちのあとをついてくるのだろう?)


僕は、不思議でならなかった。


でも僕たちとは、ある程度の距離を置いていた。

それはそうだろう、

僕たちはその子と会ったことはないのだから。


だから僕たちは話しかけるにも、

なかなか微妙な距離があってできなかった。


その子はすごく近づいたかと思えば、すっと離れる。

でも、話しかけるわけでもない。


そんな、体とココロの距離があった。


(どうすればいいのだろう・・・。)


こんなことは、初めてだったので戸惑いを隠せなかった。



その子は、ゲームセンターの奥の

スロットなどがあるコーナーの方を何度も見ていた。


たぶん、そこにその子の親がいるのだろう。


親がゲームをしている間、

ここで遊びなさいということなんだろうか?



でも、女の子はお金を持っていないようだが・・・。


親のところに、連れて行ったほうがいいのかと思ったけど、

話しかけるにも、微妙な距離がジャマをした。


こちらが、近づいたら警戒されてしまいそうな距離。



僕たちは話しかけるにも、タイミングをつかめず

最後まで、何もできなかった。


そして、帰るために店を出ようとすると・・・



その子の瞳は変わった。





寂しい・・・


そう訴えていたように思えた。


その瞳は僕の心を深くつきさし、立ち止まらさせた。

寂しさ以外にも、何かを言っているようだった。


でも、何も答えてあげることができずに

そのまま、店を出て行った。



その子は、何をしたかったのだろうか?

その子は、関わりを求めていたのか?


僕は、一体どうすればよかったのか?

・・・今でもそれはわからない。



大学の帰りに、よくその子と会ったゲームセンターを通る。

僕は、少しの『後悔と申し訳なさ』を感じながら思い出す。


あの子の瞳を・・・。



(日記後の一言)


どうも日記を見ていただいて、ありがとうございます。

今回は、いつもと違うことを書いてみました。


どうしても、このことは頭を離れないんです。

思い切って、これを書いてみました。


いかがだったでしょうか?


コメントを書きにくいかもしれませんけど、

何かあればよろしくお願いいたします。


今日も日記を見ていただいて、ありがとうございます!


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